第53回放送番組審議会 議事録(書面会議) | 番組審議会 | ミクスネットワーク

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第53回放送番組審議会 議事録(書面会議)

期間
令和2年8月20日(火)~9月20日(日)
審議委員
神尾明幸・小林隆志・市橋章男・深谷竜太・藤原正寛・宮本一彦・渡辺傳次郎・青山恵美子・浅井久代・石川きぬ枝・稲垣栄子
(順不同/敬称略)
事務局
ミクスネットワーク編成部/森崎健吾・石川康雄・嶋崎早穂

進行

1.はじめに

 放送番組審議会はこれまで、委員の皆様にご参集いただき開催してきたが、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、郵送にて番組DVDを送付。番組また弊社事業内容に対して書面にてご意見をいただく形で開催した。

2.議  案

(1)特別番組「受け継がれる祈りの形~三河仏壇~」に対する意見

 三河地方に根付く伝統工芸品『三河仏壇』の美しさや、それを支えてきた職人たちの技を未来へどのようにつなげていくのかを題材に制作した番組「受け継がれる祈りの形~三河仏壇~」をDVDにてご視聴いただき、委員の皆様からご意見をいただいた。

・私の家は浄土真宗本願寺派で、ご先祖さまも仏様をよくお参りする方でした。
このため自然と朝は仏様に御仏飯をお供えし、夜はお礼参りする習慣が身についています。
しかし、番組を観させていただき、改めて職人の技と熱意を知り、より一層ありがたく思い、心が温かくなりました。
仏様の前に座るとほっとします。
いろいろな悩みも座ればスッキリしてしまいます。
唯一の心のより所で気持ちが引き締まります。
職人の心とご先祖様に対する感謝で今以上に拝まずにはいられなくなりました。

・今回はせっかくの機会でしたので、家族で視聴いたしました。
老若男女問わず興味深い内容だったと思います。
伝統工芸の発祥から職人技まで、30分弱の番組で見事に要約されていました。
簡潔な会話のテロップも分かりやすく良かったですが、字幕放送や手話放送を行うと視聴する人の幅が広がると思いました。

・生活様式が変わり、歴史文化が現代にそのままでは受け継がれることが難しくなりました。この仏壇も同じです。
しかし、番組を観て素晴らしい職人技が岡崎にも残っていることが分かり、たくさんの若い人に観てもらいたいと思いました。

・三河地方の伝統工芸をテーマに、作業工程だけでなく、現在の問題点や今後の展開などを取り上げており、全体としては分かりやすく構成も良かったです。
8人の職人が関わって仏壇が作られるとのことでしたが、前半の工程の職人の映像が中心だったので、後半の工程も詳しく映像で見たいと思いました。
また、各工程の映像に合わせて「工程の名前」を出すと親切だと思いました。
新しい仏壇や振興協同組合の取り組みの紹介など、今後に期待を持たせる映像を最後に持ってきていましたが、全体的に押しつけがましいところがなく、取り上げ方のバランスが良かったと思います。
学校の教材などにも活用できるのではないでしょうか。
他の伝統産業の番組も見たいと思いました。

・とても興味深い内容で良かったと思います。
ただ職人の技の継承に対する強い意志、強いコメントをもっと引き出すとより良かったと思います。
職人の技に憧れる若い人は必ずいるはずです。
継承が難しくなっている伝統文化は多くあります。
番組で取り上げていただけたらと思います。

・伝統工芸品三河仏壇が、若いディレクター太田壮一郎氏によってしっかりと受け継がれていることがよく分かる内容になっていたと思います。
少しずつ変化していく生活の中で、形や大きさが変わっても人々の幸せへの祈りは続いていきます。
岡崎にはまだたくさんの伝統産業があります。
これを継承していく若い人々にスポットを当て、これからも番組を制作していただければと思います。

(2)その他のご意見

・タウン通信が好きでよく観ています。市内の事がよくわかって良いです。

・小中学校の児童生徒たち、特にクラブ活動など新型コロナの影響で発表の場がなく、張り合いのない様子です。
何か機会を得られるような番組が企画されると良いのではないでしょうか。

以上、各委員の皆様から番組対する感想や貴重なご意見などをいただきました。本議事録をもってご報告させていただきます。


令和2年9月25日
ミクスネットワーク株式会社 放送番組審議会
会     長    市 橋 章 男
ミクスネットワーク株式会社 会社代表
代表取締役社長    大 川 博 美