第43回放送番組審議会 議事録 | 番組審議会 | ミクスネットワーク

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第43回放送番組審議会 議事録

日時
平成27年8月25日(火) 11:00~12:30
会場
ミクスネットワーク(株)南棟2階会議室
出席委員
市橋章男・神尾明幸・海出和則・酒井英二・富田征也・深谷竜太・青山恵美子・岡田千鶴・原田俊子(順不同/敬称略)
欠席委員
和田昭・鈴木延枝(順不同/敬称略)
事務局
ミクスネットワーク編成部/森崎健吾・石川康雄・嶋崎早穂

進行

1.あいさつ

大川博美代表取締役社長がやむを得ず欠席のため、代理として森崎健吾常務取締役よりご参集頂いたお礼と審議会についての説明がされた。ミクスは平成2年の開局より今年で25年を迎えており、開局当初よりコミュニティチャンネルの制作を行ってきた。放送番組審議会は国からの指示により年に2回の開催をしており、今回で43回目を迎えたことが話された。また、これまでも放送番組審議会で頂いたご意見を反映させた番組制作に取り組んでおり、今回も活発なご意見をいただき、市民にとってよりよい番組作りを目指したいと挨拶をした。

そのあと森崎健吾常務取締役より、新委員の紹介とミクス事務局メンバーの紹介があり、市橋章男会長進行の元、議案に移った。

2.議  案

(1)ミクス現状報告
森崎常務よりミクス現状報告がされた。
現在岡崎市は約153,000世帯があり、岡崎市の試算では今後もしばらくは世帯数が増える傾向にあると発表されている。これに伴い、ミクスでもサービス提供世帯をこれまで以上に増やしていきたいと話がされた。

また、ミクスでは積極的に光化(FTTH化)を進めており、現在設備の光ファイバー化が終了しているエリアについては、各家庭の引込線のこれまでの同軸ケーブルから光ファイバーへの切替工事をお願いしてる説明がされた。これにより、同軸ケーブルの利用世帯は、現在ミクスに接続されている利用者約60,000世帯のうち、残り9,000世帯弱となったことを報告した。

しかし田園地域マルチメディアモデル整備事業エリアについては、国の補助事業で同軸ケーブルを導入したエリアであることから、未だ光ファイバー化ができていないため、現在国や市と協議中であり、実現化に向けて前向きに話が進んでいることを報告した。

上記報告に対して、市橋会長より光サービスの特徴について質問があり、森崎常務より回答がされた。
光サービスでは、テレビ・インターネット・電話のサービスを提供することができ、インターネットに関しては、より速い通信速度で安定したサービスの提供が可能となること、またここに電話のサービスをドッキングさせてもインターネットに影響を与えずにサービス提供が可能であることが話された。更に、テレビに関しても今後VODなどの新しいサービスを展開する場合に有効な設備となっていることが説明された。

(2)スペースシャワーTVプラスにおける光点滅事案について
森崎常務より、スペースシャワーTVプラスにおける光点滅事案について説明がされた。
2014年12月、CS番組「スペースシャワーTV」「スペースシャワープラス」において、放送業界の定めた「アニメーション等の映像手法に関するガイドライン」に抵触する(過度に光点滅する)ミュージックビデオが計5回放送され、ミクスの利用者ではありませんが、この番組を視聴した親子がてんかん症状を起こし病院へ搬送されるという事例が発生。総務省より、ケーブルテレビ業界の管理不足の指摘を受け、ケーブルテレビ連盟より、再発防止のため各ケーブルテレビ局が対応するべき以下の3項目の事項が提示されましたことを説明。
1)番組基準に「アニメーション等の映像手法に関するガイドライン」記載の有無
2)番組基準をHP条上で公表する
3)本件を放送番組審議会にて報告
1)については、従来よりミクス番組基準に記載があること、2)に関しては、2015年5月からHP上ですでに公表済みであること、3)については本日、2015年8月25日開催の番組審議会にて報告させていただくことなどを説明した。あわせて今後、番組供給会社との契約書内で適切な番組制作を担保させることなどを盛り込むことを報告した。

(3)4K放送について
森崎常務より、4K放送について説明がされた。4Kとは、横4,000×縦2,000前後の解像度に対応した映像のことであり、現在放送を行っている縦1,080×横1,920のフルハイビジョンと比べると4倍の画素数となっており、より美しい映像を楽しむことができることものであることが説明された。なお、4Kよりも更に解像度の高い8K技術に関しては、一般的な家庭でのテレビ放送では必要とされにくいが、パブリックビューイングなどでの活用が期待される技術であることが話された。

この4K放送に関しては、国としても2020年開催の東京オリンピックに向け本格的な普及を目指しており、現在4K放送開始に向けた準備が進められている。しかし、4K放送の普及には今後各家庭において対応テレビへの買い替えが必要となり、一般家庭の4K化は緩やかに行われていくものと推測されていることが述べられた。

これに対して、今後の課題となってくるのが伝送路や衛星、電波の帯域の確保であるが、ケーブルテレビにおいては、光ケーブル設備をもってすれば十分対応することは可能である。しかし、現状の技術では4K放送は地上波での対応が難しいとされており、現状ではBSやCS放送での対応となるが、今後の技術革新で圧縮が出来るようになれば地上波でも導入が可能となることが話された。これに関しては、ケーブルテレビ 業界全体としても今後の課題として捉えており、2015年の内に1チャンネルは4K放送開始する目標を掲げており、これが実現すればミクスでも対応していく予定であると述べられた。

(4)その他
石川編成部長より、ミクスの自主制作番組「チャンネルミクス」と岡崎市の行政チャンネル「チャンネルおかざき」について説明がされた。

チャンネルミクスでは、「あなたがニュース」をテーマに、身近な出来事を取材し子どもからお年寄りまで幅広く番組に出演してもらえる番組制作を心がけていると話がされた。

(5)その他
石川編成部部長より、ミクスの自主制作番組「チャンネルミクス」と岡崎市の行政チャンネル「チャンネルおかざき」について説明がされた。

チャンネルミクスでは今年から新たに岡崎信用金庫提供の「未来へ発信!おかざき人」やJAあいち三河提供の「KONにちは!」などの番組の放送を開始したことを報告した。さらに、開局以来中継番組には力を入れて制作に取り組んでおり、昨年10月~制作した特別番組について説明がされ、今後も中継車を活用し様々なイベントを収録・中継することで少しでも多くの市民に番組に出演してもらえるよう心がけていきたいと述べられた。また、チャンネルおかざきに関しては、市議会の生中継や行政の動きを中心とした番組を放送していることが話され、これらの番組を少しでも多くの人に視聴してもらえるよう、毎月番組ガイド誌を各家庭に配布していることを報告した。

3.意見交換

市橋章男会長の進行のもと、意見交換に移った。
(1)現在岡崎市PTA連絡協議会では、情報モラルに関するガイドラインを制作しており、今年度中には完成させる予定でいる。これが完成すればミクスからも情報発信をしてほしい。
… ぜひ取り上げさせていただきます。

(2)徳川家康公顕彰400年祭や市制100周年に関するイベントが周知されていないことを感じる。せっかくの岡崎での活動が見えづらいので、行政はもっとミクスなどのメディアを活用すべきだと思う。
… 岡崎市などに取り次ぎをさせていただきます。

(3)岡崎、静岡、浜松と3市合同で実施してきた400年祭のエンディングが、12/26に岡崎市で開催される。ぜひミクスでも取り上げてもらいたい。
… ぜひ取り上げさせていただきます。

(4)市内のイベントや小中学校の部活動の大会結果がリアルタイムで見たいので、データ放送を導入してみてはどうか?
… チャンネルミクスではデータ放送に対応することはできません。しかしチャンネルおかざきでは対応可能ですので、行政と相談の上で可能であれば今後実現させていきたいと思っています。

(5)現在、FMおかざきにて防災情報を発信しているが音声のみでの情報発信には限界が来ている。今後チャンネルおかざきで映像を使った情報発信をもっと行っていくべきだ。
… 現在、ミクスでも災害時の防災情報は、L字放送にて実施していますが、今後更なる防災情報の発信について、岡崎市と相談させていただきます。

4.閉  会

定刻となったため、市橋章男会長より今回参集して頂いたお礼と積極的な意見討論についてのお礼の言葉があり、放送番組審議会を終了した。
以上を明らかにするため、議事録を作成する。


平成27年8月25日
ミクスネットワーク株式会社 放送番組審議会
会     長    市 橋 章 男
ミクスネットワーク株式会社 会社代表
代表取締役社長    大 川 博 美