第41回放送番組審議会 議事録 | 番組審議会 | ミクスネットワーク

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第41回放送番組審議会 議事録

日時
平成26年8月26日(火)11:00~13:00
会場
ミクスネットワーク(株)南棟2階会議室
出席委員
市橋章男・神尾明幸・川合正弘・酒井英二・杉浦賢一・髙沢秀明・富田征也・原田俊子・松尾ひろ子・山本万利子(順不同/敬称略)
欠席委員
和田 昭(順不同/敬称略)
事務局
ミクスネットワーク編成部/森崎健吾・石川康雄・嶋崎早穂

進行

1.あいさつ

大川博美代表取締役社長より、ご参集頂いたお礼と審議会の説明があり、今後の展望について、市民が見て勉強になり、楽しいと思ってもらえる番組を放映したいと述べ、各委員それぞれの立場から積極的な意見を頂き、岡崎市のためミクスのためになる会議にしたいと挨拶した。その後大川社長は会場を退席。

森崎健吾常務取締役より、議案に先立ち会長と副会長の選任について、異議がなければ会長を市橋章男委員、副会長を原田俊子委員にお願いしたいとの提案があり、出席委員各位より満場一致で了解を頂いた。
そのあと森崎健吾常務取締役よりミクス事務局メンバーの紹介があり、市橋章男会長進行の元、議案に移った。

2.議  案

(1)ミクス現状報告
森崎健吾常務取締役より別紙1を元にミクス現状報告がされた。ミクスではこれまで同軸線でのサービスを展開してきたが、5年前から設備の光ファイバー化を計画開始。実際には、3カ年計画で市内のケーブル設備の光ファイバー化をはじめ、昨年8月末に工事完了したことが説明された。しかし、これは電柱上の設備の光ファイバー化が完了したに過ぎず、個別宅への引き込み線の切り替え工事は完了していない。

現在、光設備への未切り替え世帯は13,000世帯あり、対象世帯に対して切り替え工事の案内を行い、順次工事を行っていく予定であると報告された。

現在ミクス加入世帯数は、放送が28,000世帯、通信が16,000世帯、電話が7,200世帯となっており、総接続世帯は61,000世帯となっている。岡崎市の人口・世帯は現在も増加しているため、今後も加入世帯数増加に向けて営業を行っていきたいと説明された。

また、テレビ放送に関してはデジタル放送へと移行が完了した現在も、総務省からの依頼で来年の3月まではデジタル信号をアナログ変換する、デジアナ変換を行っていると報告がされた。

(2)デジアナ変換終了について
森崎健吾常務取締役より、別紙2を元にデジアナ変換の現状と今後の対応について報告された。現在、ミクスではデジタル信号とアナログ信号の両方を流すことで、デジタル放送移行後もアナログテレビを利用できるようになっている。各家庭のアナログテレビの残り台数はミクスでも調査を行っているところであるが、1台目はデジタルテレビに切り替わっていたとしても、2台目3台目のテレビがアナログのままになっているという家庭が多く、今後ミクスのデジタルサービスを利用していただく、もしくは市販のデジタルチューナーを取り付ける、またはデジタルテレビへ買い替えるなどの対応が必要となってくる。

この対策として現在、未だアナログテレビを使用している家庭への周知のため、デジアナ変換されているテレビには文字スーパーを常時流している。更に今後は、総務省の指導に従いブルーバックに文字だけを入れた画面のみを放送するなどして、更なる周知に努める方針であることが報告された。また総務省では4月上旬に行われる地方統一選挙に合わせて、2015年3月15日頃を目途にデジアナ変換放送を終了させることを検討している模様で、総務省の施策に合わせてミクスでも終了時期を早める方針であることが報告された。

(3)視聴動向調査結果について
森崎健吾常務取締役より、別紙3を元に第23回視聴動向調査の結果が報告された。視聴動向調査は、毎年4月上旬に加入世帯をランダムに2,000件を選びDMを送付し行われている。この調査は今回で23回目を数え、今回回収できたのは全体の25%の502通であったことが報告された。

今回の特徴としては、これまでミクス加入者は40~50代が多いと言われてきたが、回答を見ると50~60代が最も多い結果となった。

回答に関しては、問2の満足度に関する質問では、およそ8割弱が満足していると答えたものの、満足して頂けていない世帯もまだまだ多く、少しでも多くの顧客に満足してい頂けるような番組作りをしていきたいと述べた。また、問3以降では各専門チャンネルへの満足度が回答されており、キッズステーションやアニマックスなど、アニメ系のチャンネルに人気が集中していることが分かった(13/32ページ~)。最新のアニメの放送によって、主婦層が家事の合間に子どもに見せるために視聴していることや、昔のアニメの放送があることで親世代からも支持されていることが人気の理由と考えられる。更に、ディズニー系のチャンネルも根強い人気を保っていることがわかった。

また23/32・24/32ページでは、「おもしろいと思うチャンネル」と「おもしろくないと思うチャンネル」の調査では、今回初めて時代劇専門チャンネルがおもしろいと思うチャンネルに入る結果となった。かつては、地上波でもよく時代劇は放送されていたが、現在はバラエティ番組の増加などでほとんど放送が無いため、年配の方から多く支持されるようになり今回の結果に繋がったのだと思うと説明された。一方、ショップ系チャンネルや放送大学、囲碁将棋チャンネルは低い評価となったが、ケーブルテレビの良さは1日中各趣味に特化した内容を放送しているチャンネルを扱っている点であり、全体の需要は少なくとも特定のチャンネルのためだけに契約を続けているという顧客も少なくない。このためチャンネルの選定については、よく考えて行っていきたいと報告された。

また、弊社制作番組チャンルミクスに関する質問項目については、身近な出来事を扱うニュース番組や市内のイベントを生中継するものに人気が集まっていた。しかし、占い番組の「星からのメッセージ」などは人気が低く、番組タイトルから内容が連想し辛いものは、今後わかりやすくするなどの工夫が必要だと話された。さらに、よくチャンネルミクスを視聴する時間帯などの回答を元に、視聴時間帯も考慮して番組編成を考えたいと述べられた。なお、チャンネルおかざきについては、岡崎市に質問項目を考えてもらい代理質問をする形で調査を行ったことが説明された。

そして、問18③④の自宅のテレビ設置台数を見ると、自宅テレビ台数のうち、3割がまだアナログテレビとなっており、これは全国平均とほぼ同じ数字であることがわかった。こうしたことから、1台目のテレビもまだデジタルテレビに切り替わっていない世帯もあるのが現状であり、今後もデジタル化への啓発活動を行っていきたいと述べた。

(4)その他
石川編成部部長より、ミクスの自主制作番組「チャンネルミクス」と岡崎市の行政チャンネル「チャンネルおかざき」について説明がされた。

チャンネルミクスでは、「あなたがニュース」をコンセプトに、少しでも多くの市民に出演してもらい、市の情報を知ってもらえる番組作りを行っている。ニュース番組の「タウン通信」では週14本、年間700本以上のニュースを放送、5~7分の特集コーナーも組み込んだ内容となっていることが話された。その他にも月1本ペースで制作している、「食遊彩々」や「ふるさと巡り」など様々なジャンルの番組制作を行うことで、いろいろな人に番組に出演してもらえるような番組制作を行っていると述べた。なお、高校野球中継では県内のケーブル局全体で力を入れ、地元校の放送をお互いに放送し合えるよう、各ケーブル局が協力して盛り上げていることが報告された。

また、毎年100本近く放送している特別番組では生中継番組なども多く制作しており、1度に少しでも多くの市民に出演してもらうことができ、更に近隣局での放送をすることで岡崎の情報を知ってもらうこともできるので今後も力を入れていきたいと話された。自主制作番組に関しては、一部ネットでの動画配信も行っているので、今後内容を充実させることでインターネット加入増加にも繋げていきたいと話された。

チャンネルおかざきに関しては防災情報の発信などを行っており、災害対策本部が立ちあがった段階で文字情報として防災情報を発信している。こうした情報を充実させ、少しでも多くの市民に役立つ情報を発信していきたいと話された。

3.意見交換

市橋章男会長の進行のもと、意見交換に移った。
(1)ミクスでは防災情報の発信に力を入れているとのことだが、具体的な内容、今後の取り組みはどうなるのか?
…現在、大雨・洪水・暴風警報発令により市に災害対策本部が設置されるのと同時に、ミクスにも通知が来るようになっており、24時間365日で対応できるよう、編成部員がホットラインを持ちすぐに対応できる体制を整えています。情報発信に関しては、情報が入り次第画面にL字テロップで放送しています。

今後の課題は、災害時の記録映像をどう撮影し後世に残すのかということです。また災害対策本部にカメラを設置し、生中継で本部内の映像を発信できれば市民により早く情報を伝えられると思いますので、今後案を取りまとめ岡崎市と調整・検討していきたいと考えています。

(2)岡崎市はバレーボールが盛んな街であり、学生やママさんバレーなど競技人口も高いので、番組で放送して欲しい。
…今後の番組制作の参考にさせていただきます。

(3)現在教育機関では、「情報モラル」の指導に力を入れており、各校で講演会を行うことになっている。そこで、情報モラルのビデオをミクスで制作し、配布をすれば毎年利用できるのですが。
…貴重なご意見で参考になります。今後検討させていただきます。

(4)災害時の放送内容に関して。現在、国交省から市内に複数台ライブカメラが設置されており、インターネット上で視聴できるようになっているが、ピーク時は接続ができないのに加え、各カメラ毎にページを変えなくてはページが開けず視聴し辛いのが現状。ミクスでまとめて放送はしてもらえないか。
…ライブカメラ映像に関しては国交省から開放されており、過去に放送を試みてみましたが、ライブカメラからもらう映像がすぐに止まってしまい、この点を改善しない限り放送するのは難しいことが分かりました。また、岡崎市河川課・下水施設課と協力しミクスの監視カメラを現在市内16ヶ所に設置していますが、今は市の職員の業務確認用に使用されているだけなので、今後は岡崎市を主体に市民にも開放できるよう考えていきたい思っています。

4.閉  会

定刻となったため、市橋章男会長より今回参集して頂いたお礼と積極的な意見討論についてのお礼の言葉があり、放送番組審議会を終了した。
以上を明らかにするため、議事録を作成する。


平成26年8月26日
ミクスネットワーク株式会社 放送番組審議会
会     長    市 橋 章 男
ミクスネットワーク株式会社 会社代表
代表取締役社長    大 川 博 美