第37回放送番組審議会 議事録 | 番組審議会 | ミクスネットワーク

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第37回放送番組審議会 議事録

日時
平成24年8月28日(火) 11:00~13:00
会場
ミクスネットワーク(株)南棟2階会議室
出席委員
市川文勇・伊藤勇樹・荻野里富・近藤千賀子・高沢秀明・永田圭一・原田俊子(順不同/敬称略)
欠席委員
浅井 章・野田妙子・三井政昭(順不同/敬称略)
事務局
ミクスネットワーク編成部/森崎健吾・石川康雄・浜崎友里

進行

1.あいさつ

大川博美代表取締役社長より、ご参集頂いたお礼と審議会の説明があり、岡崎市の放送局として今後もより多くの市民の要望に応えていく姿勢を話し、社会や市民のためになる番組を放送していくため、良い知恵を頂きたいと挨拶があった。続いて出席委員を代表し荻野委員に委嘱状を手渡した。

菅原一信常務取締役より、着任の挨拶と弊社サービス業務についての説明があり、放送事業、通信事業、電話事業のトリプルでサービスを行っているが、放送局である以上番組内容で市民を魅了したいと語り、積極的な意見を述べて欲しいと挨拶した。その後大川社長と菅原常務は会場を退席。
森崎健吾編成部長より、議案に先立ち会長と副会長の選任について、異議がなければ会長を荻野里富委員、副会長を原田俊子委員にお願いしたいとの提案をさせていただき、出席委員各位より満場一致で了解を頂いた。
荻野里富会長のもと、議件に移った。

2.議  案

(1)ミクス現状報告
森崎健吾編成部長より資料1を元にミクス現状報告について説明があり、岡崎市全域をサービスエリアとしてテレビとインターネット、電話と3つの事業でサービス提供していることを説明。2011年7月24日以降、デジタル化に向けスムーズな移行をしてきていることを報告した。競合他社に対応するため、光ファイバー網化は当初地区内の予定は10年計画であったが、競合他社も多く激戦区のため、当初の予定を早め3年で全地区内の光ファイバー化を完了させることに決め、現在光化工事を進めている。今年は2年目にあたり、年間5億円ずつ投じて順次光化をしていく予定で、旧市街地の光ファイバー網化をしていくと報告した。

続けて加入世帯数について報告があり、2011年7月24日のアナログ放送終了をもってアナログ契約世帯はゼロとなったことを報告した。デジタル加入世帯は岡崎市内14万8千世帯中2万8900世帯で、電波障害は7300世帯、インターネットは1万5900世帯、電話は3200世帯であると話し、総接続数は14万8千世帯中6万2千世帯であると報告した。

(2)「デジタル放送サービス」について
森崎健吾編成部長より、資料2を元にCSデジタル放送のハイビジョン化について説明があった。地上デジタル放送、BSデジタル放送、コミュニティチャンネル放送については早々にハイビジョン化をしているが、CSデジタル放送のハイビジョン化に関しては現在進行中であると話し、チャンネルの入れ替えも含め、今後もお客さんのためになることをしていく方針だと述べた。

(3)「第20回視聴動向調査」について
森崎健吾編成部長より、資料3を元に視聴動向調査についての説明があった。視聴動向調査とは年1回、全視聴者の中から2千名を無作為に抽出し、ダイレクトメールによってアンケートを実施しているもので、チャンネルや番組の視聴動向を行うものであると説明。今年も対象2千世帯に対し、回収率27.2%で、うち有効回答533通を集計した旨を報告した。

専門チャンネルではアニメ専門チャンネルが毎回高い人気となっており、これについては昔のアニメの再放送や子供が好きなアニメなどを一挙に放送しているため、大人から子供まで楽しめるチャンネルとなっていることが大きな理由に挙がることを説明した。また、映画専門チャンネルも高い満足度を示しており、チャンネルおかざきは一見低目ではあるが、議会中継は高い関心が寄せられていることを説明した。嫌いな専門チャンネルとして上位に上がった囲碁・将棋チャンネルやショッピング専門チャンネルなどに触れ、より専門的な趣味の内容のため今回のような結果が出ていることを説明し、嫌いなチャンネルの上位に上がるが、好きな人にとってはこのチャンネルしか見ていないことや、ショップ系のチャンネルはミクスネットワークエリア内から出た利益に対し、売り上げの数パーセントがミクスネットワークの利益になっていることなどを説明した。
チャンネルミクスについても説明があり、ニュース番組と生中継番組の人気があいかわらず強いこと、逆にチャンネルミクスを全く観ていない人に対し、どうしたら観てもらえるのか、観てもらえるような番組制作を検討していく旨を述べた。

(4)その他
石川編成部課長より資料4を元にコミュニティチャンネルの説明があった。「あなたがニュース」をコンセプトに子供から年配の方までひとりでも多くの市民に出演してもらうことを心掛け制作していると話し、チャンネルミクスで放送している自主制作番組の中のニュース番組「タウン通信」では、年間700近くのイベントをニュース取材していることを話し、事件・事故は扱わず、市民の身近な出来事を取り上げていることを説明した。

30分番組の企画番組については毎週1本ずつ制作していることを話し、年間で240本あまりの番組を制作していることを報告した。また愛知・岐阜・三重と静岡の一部のケーブルテレビ局26局で運営される東海ケーブルチャンネルにも触れ、ミクスネットワークで制作している番組や、家康行列、花火大会などの生中継も東海ケーブルチャンネルで放送していることを説明した。今後も市民が気軽に出演できる街の身近なテレビ局として、また市民の生活に役立つような番組を放送し、市民の情報発信の場になることを目標に、今後も番組制作に力を注いでいく旨を説明した。

3.意見交換

荻野里富会長の進行のもと、意見交換に移った。
(1)視聴動向調査の結果を見ると、テレビ視聴目的の加入というだけではなくインターネット目的での加入もあると思うが、その方々がすべて光化を望んでいないように見受けられ、そんな中で光ファイバー網化を整備する意味はあるのか。
…現光ケーブル網ではないと古いという時代風潮もあり、競合他社に対抗し ていくためには必要不可欠です。光ファイバー網を整備するとデータ容量が増え、回線のクオリティやスピードを上げることもできます。また電話事業のドッキングやBSパススルー放送もできます。光ハイブリットではできなかったものが光ファイバー網を整備すると簡単にできるようになり、しいてはお客様へのサービス向上へつながります。

(2)大手の参入が顕著であるが、ミクスネットワークは大丈夫か。
…他社との価格競争に巻き込まれているのは事実です。利用者も価格が安いほうに流れる方もいますが、地域密着性を元に弊社でしか受けられないサービス、地域に根差したインフラ業者を目指すことを考えています。

4.閉  会

定刻となったため、荻野里富会長より今回参集して頂いたお礼と積極的な意見討論についてのお礼の言葉があり、放送番組審議会を終了した。
以上を明らかにするため、議事録を作成する。


平成24年8月28日
ミクスネットワーク株式会社 放送番組審議会
会     長    荻 野 里 富
ミクスネットワーク株式会社 会社代表
代表取締役社長    大 川 博 美