第34回放送番組審議会 議事録 | 番組審議会 | ミクスネットワーク

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第34回放送番組審議会 議事録

日時
平成22年8月31日(火) 11:00~12:30
会場
ミクスネットワーク(株)南棟2階会議室
出席委員
浅井章・市川文勇・小野田哲也・杉田結・高沢秀明・蜂須賀久子・原田俊子・中野敏雄・三井政昭(順不同/敬称略)
欠席委員
浅井千子(順不同/敬称略)
事務局
ミクスネットワーク編成部/森崎健吾・石川康雄・浜崎友里

進行

1.あいさつ

大川博美代表取締役社長より、ご参集頂いたお礼と審議会の説明があり、現在のアナログからデジタルへの移行期間のことについての話があった。また岡崎市の放送局として市民の今後もより多くの市民の要望に応えていく姿勢を話し、市民のためになる番組を放送していくため、積極的な意見を提示して頂きたいと挨拶があった。また委員の改選期でもあったため、出席委員を代表し三井政昭委員へ委嘱状を手渡し、大川社長は会場を退席。

中野敏雄会長のもと、議件に移った。

2.議  案

(1)ミクス現状報告 森崎健吾編成部長より資料1を元にミクス現状報告について説明があり、まず額田地区が、国の岡崎市の補助金で公設民営という形で全ての地域内を光ファイバー網を使用し現在サービスを供給していることを報告した。次に旧岡崎地区(額田地区を含まない岡崎市内)について、ケーブルテレビの伝送路は100%カバーしていること、今後地区内を光ファイバー化するにあたり多くの費用が必要であり、工事は順次していく予定であることを説明した。旧岡崎地区の光ファイバー網化の予定は10年計画であったが、競合他社も多く激戦区のため、当初の予定を早め3年で全地区内の光ファイバー化の完了を目指す計画を策定中である旨の報告をした。

続けて今年2月に導入した新中継車の報告があった。生中継・中継録画は多くの市民に出演してもらえる点で開局以来一番力を入れている制作番組であり、また加入者から一番人気のある番組となっており、中継番組には欠かせない制作機材であることから、今回四代目となるフルハイビジョンの中継車を新たに導入したことを説明した。

また加入世帯数についても報告があり、2011年7月のアナログ放送終了に伴い、毎月500~600件ペースでデジタルサービスに移行してもらっているものの、ミクスのアナログサービスを利用している世帯は7月末で5,993件残っており、2011年7月までには全てサービスの移行をしてもらえるよう呼び掛けていることを話した。現在のデジタルサービス加入世帯数は25,177世帯、電波障害世帯は9,742世帯、集合住宅世帯は19,123世帯となっており、ミクス視聴世帯は合計32,454世帯。また電波障害世帯と集合住宅世帯は、アナログ放送完全終了が近づいている話をしていく中で、ミクスネットワークのデジタル放送を勧めていく予定であることを説明した。
インターネット事業についての報告では、Bフレッツ、コミュファなどの競合他社と凌ぎを削っている中で、地域に根差しているという点から現在17,130世帯の加入があり、健闘している旨を説明した。
光ファイバー網を活用したプライマリーIP電話事業の加入は1,199件で、NTTからの電話番号をそのまま使用できることもあり、光ケーブルエリアの家庭ではテレビとインターネット、電話とトリプル加入の供給をしていること、また向こう3年以内に伝送路を完全光化していくことで、トリプルサービスの拡大をしていく予定であることを伝えた。

(2)「CSデシタル放送のハイビジョン化」について
森崎健吾編成部長より、資料3を元に弊社放送チャンネルのハイビジョン対応について説明がされた。現在、リスト青色部分の多くのチャンネルはハイビジョン対応が完了しているが、チャンネル側で未だハイビジョン対応していない黄色部分のものに関しては、順次ハイビジョン化していく旨が述べられた。また、赤色部分に関しては今後ハイビジョン対応への変更が決定しているもので、MTVとジュエリー☆GSTVに関しては2月よりハイビジョン化することを報告した。

続けて4K・8K放送の技術の開発に関しても触れ、4K・8Kのシステムが構築され環境が整い次第弊社サービスでも対応させていきたいと説明した。

(3)新チャンネルの導入について
森崎健吾編成部長より、資料2を元にCSデシタル放送のハイビジョン化について説明があった。現在ミクスネットワークが供給しているサービスで地上波デジタルは全てハイビジョン化されており、BS放送についてもNHKBS-1とBS-2以外はすべてハイビジョン化されていること、またNHKBSについても近い将来、現在の3ch放送から2ch放送となり、そのタイミングで2chともハイビジョン化される計画であることとを説明した。チャンネルミクスについては2005年にすでにハイビジョンでの放送を開始しており、CS放送については現在スターチャンネルHV、フジテレビNEXTがハイビジョン化されていることを説明した。資料2の水色で色分けされているCS放送を今後ハイビジョン化していく予定となっており、ベーシックチャンネルの中から13チャンネル、ペイチャンネルの中から3チャンネル、合計16チャンネルを今年12月1日からハイビジョン放送をする予定であると報告した。残りのCS放送もハイビジョン化を進める予定であるが、ケーブルテレビの場合770Mhzまでを使ったサービスとなっており、1帯域にデジタル放送は5~6チャンネル入れられるのに対し、ハイビジョンはひとつひとつの情報が膨大なため2チャンネルしか入れられない現状があり、2011年7月のアナログ放送終了に伴い、空きとなった帯域を使って残りのCS放送をハイビジョン化していく予定であると説明した。

また、新たに導入するチャンネルとして韓国エンターティメントチャンネル「KNテレビジョン」の説明があり、韓流ブームの定着から加入者から要望の強いものであったことを説明し、今年12月1日から放送することを報告した。

(4)第19回視聴動向調査について
森崎健吾編成部長より、資料3を元に視聴動向調査についての説明があった。視聴動向調査とは年1回、全視聴者の中から2,000名を無作為に抽出し、ダイレクトメールによってアンケートを実施しているもので、チャンネルや番組の視聴動向を行うものであると説明。今年も対象2,000世帯に対し、回収581通、29.1%の回収率で、うち有効回答576通を集計した旨を報告した。

ケーブルテレビをよく視聴する人の年齢層の問いには40代から60代が多く、ミクス加入世代がメインで視聴しているほか10代も多く、音楽専門チャンネルなどを楽しんでいる結果も見え、幅広い年齢層に視聴してもらっていることを報告した。

ケーブルテレビの満足度では69%が満足と答えた一方、満足していない人が31%いる為、今後より満足していただけるような番組制作をしていきたいと述べた。専門チャンネルではアニメ専門チャンネルが毎回高い人気となっており、これについては昔のアニメの再放送や子供が好きなアニメなどを一挙に放送しているため、大人から子供まで楽しめるチャンネルとなっていることが大きな理由に挙がることを説明した。また、嫌いな専門チャンネルとして上位に上がったショップチャンネルに関して、視聴しない人は全く見ないチャンネルではあるが、毎月集計をすると全加入者内で月3千万円ほど商品の売り上げがあることから、経済効果の狙いもあり放送を継続している旨を説明した。また同じく上位の放送大学、囲碁・将棋チャンネルなどに触れ、より専門的な内容のチャンネルなため今回のような結果が出ていることを説明し、嫌いなチャンネルの上位に上がるが、好きな方にとってはこのチャンネルしかご覧になっていないことや、本調査の結果だけでチャンネル入換の判断基準とはしていないことを説明した。

コミュニティチャンネルである「チャンネルミクス」への視聴に対し、ニュース番組、中継番組、店紹介番組は毎年変わらない人気であることを説明。

また自宅のテレビについての質問ではほぼ液晶テレビとプラズマテレビとなっているが、これは家のテレビの中の一台が液晶テレビとプラズマテレビになっているという結果に過ぎず、二台目以降のテレビについてはアナログテレビも残っている現状があることに触れ、2011年7月までに宅内のテレビを全てデジタル化できるのかという点を総務省がかなり心配していることを話した。この問題について総務省が全国のケーブルテレビに提案しているのが「デジアナ変換」で、デジタル放送の電波をケーブルテレビでアナログ信号に変換し放送する暫定措置を2015年3月末まで行う要請があることを説明した。ミクスネットワークとしては顧客のことを考慮しアナログテレビの救済という点で要請に応える方向で予定している旨を報告した。

(4)その他
石川編成部課長より資料4を元にコミュニティチャンネルの説明があった。現在コミュニティチャンネルはデジタル131チャンネル・アナログ21チャンネルで「チャンネルミクス」を放送していることを報告。続けて「チャンネルミクス」で放送している自主制作番組について、「あなたがニュース」をコンセプトに子供から年配の方まで多くの市民に出演してもらい、かつ視聴者に有益な情報を提供していくことを念頭に、現場スタッフ13名で日々番組制作を行っていることを説明。視聴動向調査の結果で一番人気となっている生中継番組および中継録画番組にも今後益々力を注いでいく旨を説明した。チャンネルミクスでの全制作番組と、岡崎市の行政チャンネル「チャンネルおかざき」における制作委託番組を一通り説明した後、地域密着型の番組制作について今後もより多くの市民の要望に応えていく姿勢を説明し、岡崎の発展のため、市民のためになる番組制作を行っていきたいと述べた。

3.意見交換

中野敏雄会長の進行のもと、意見交換に移った。
(1)2011年7月のアナログ放送終了に伴い、デジタル放送に切り替わった際に混乱が生じると思うが、まだデジタル放送を意識していない人たちに対してどのような活動がされるのか。
…意識させるよう見せ方を変えていくことを考えています。現在はアナログ放送サービス世帯のテレビは、画面上下にデジタル放送への移行を促すテロップが小さめに入っており、今後大きく表示されていくことになります。最終的には画面全面にテロップが入ることになるので、テレビを見ていればどうしても視界に入り意識してくれるようになると思います。ミクスネットワークとしては画面全面にテロップが出る前にデジタル放送への移行を勧めていきたいと考えています。

(2)いよいよ再来年にアナログ放送終了が迫ってきているが、それに対する市民の意識はどうか?苦情が殺到した際、責任はどこにあるのか?
…国の施策ということで、現在総務省がデジタル化へのサポートをする「デジサポ」というセンターを全国に立ち上げています。弊社としてもダイレクトメールなどを使い呼び掛けていますが、加入者については全責任を持って進めております。加入者以外の市民についても積極的に呼び掛け、ミクスネットワークのサービスをアピールしながらデジタル化を進めていきたいと思っております。

(3)サンピアの電波障害施設は今後どうなるのか。
…アナログ放送が終了しデジタル放送が開始になれば、アナログ電波障害施設としての役割が終わります。その後はミクスネットワークに加入して頂くかケーブルをはずすのかの選択となります。この件については岡崎市内の電気商組合と共同で、各世帯に対する意向調査も含めたミクスへの加入のお願いに伺う予定です。

4.閉  会

定刻となったため、中野敏雄会長より今回参集して頂いたお礼と積極的な意見討論についてのお礼の言葉があり、放送番組審議会を終了した。
以上を明らかにするため、議事録を作成する。


平成22年8月31日
ミクスネットワーク株式会社 放送番組審議会
会     長    中 野 敏 雄
ミクスネットワーク株式会社 会社代表
代表取締役社長    大 川 博 美